円山動物園に新施設「アジアゾーン」-アジア圏13種の動物集める

「アジアゾーン」内の「寒帯館」

「アジアゾーン」内の「寒帯館」

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 「札幌市円山動物園」(札幌市中央区宮ヶ丘3)に12月12日、新施設「アジアゾーン」がオープンする。

「高山館」に展示されるレッサーパンダ

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 同施設は、地理や気候の違いなど、環境の多様性に合わせてアジア圏に生息する動物を集める。「寒帯館」「高山館」「熱帯雨林館」の3棟で構成し、動物が生息する自然環境を再現。希少種の保存や生息域保全への理解を深めることを目的とする。総工費は12億8,230万円。

 敷地面積は約1万平方メートル。絶滅危惧種に指定される動物を中心に、全13種の動物を展示する。展示動物は以下の通り。「アムールトラ」「ユキヒョウ」(以上、寒帯館)、「レッサーパンダ」「ヒマラヤグマ」(以上、高山館)、「マレーグマ」「マレーバク」「テナガザル」「クロザル」「シシオザル」「コツメカワウソ」「インドオオコウモリ」「カンムリシロムク」「アジアアロワナ」(以上、熱帯雨林館)。

 「屋外の動物を施設の中から見ることができるようになったのが大きな特徴。生息環境に近づけることによって動物も活発になり、より楽しめるはず」と影山雄一副園長。「本来の環境に近づくことで繁殖にもつながり種の保存にもつなげたい」とも。

 2014年度末までに15万人の来園を見込む。

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