スポーツカートに乗り、人気ゲームソフト「マリオカート」のコスチュームで札幌市内を走る「神出鬼没」の「マリオカート軍団」が話題を呼んでいる。
今年4月末、ツイッターなどで「マリオ目撃」情報が話題となり、次第にマリオだけでなく、ルイージ、ピーチ姫、キノピオらと4人で走る情報も飛び交うようになった。
「軍団」が乗るのは、合法的にも公道を走ることができる「X-Kart」。最初にマリオのコスチュームで走り始めた自営業を営む「H」さんは、「以前テレビで見かけて自分もやってみたいと思ったことがきっかけ。市内で販売店を探し『X-KART』を購入した」といい、徐々に「リアルマリオカート」のうわさに火が付いた。
「公道を走っても良いのか」という意見も寄せられるが、市内の同カート販売店「オートショップ ビリーブ」(札幌市白石区川下)の店長・谷口さんは「普通免許で運転できる50ccの乗用車で、最大60キロで走行できる」と説明する。ヘルメット着用義務もないため、Hさんらのようにマリオやルイージの特徴的な帽子姿も披露できる。
主に天気の良い週末、平日の夕方に走行し、通行人・通行者からは驚きの声と笑い声が上がり、記念撮影を求める人も多い。
「北海道に元気と笑いを届けたい」とHさん。「撮影する際は信号や周りの車に気を付けていただければ」と注意も促す。