札幌駅前通り地下歩行空間・北3条交差点広場で3月23日、ドラマ特番「SPEC~翔~」と「劇場版 SPEC~天~」の公開を記念して行われたトークショーに主演の加瀬亮さんが登場し、ファンらでにぎわった。
同作は、2010年10月からテレビで放映された加瀬さん・戸田恵梨香さんダブル主演のドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」シリーズ関連作品。加瀬さん演じる元警視庁特殊部隊(SIT)の刑事・瀬文焚流(たける)と、IQ201の天才で「変人」の戸田さん演じる当麻紗綾(さや)のコンビが特殊な能力「SPEC」を持った犯人「SPECホルダー」たちに立ち向かうミステリードラマ。
当日、加瀬さんはラインプロデューサーの赤羽智比呂さんとトークを展開。会場には300人以上のファンが駆け付け、加瀬さんの登場と共に大きな歓声が上がった。中には泣き出す女性の姿も。
当初映画化される予定はなく、ドラマ中にも「映画化は無い」というせりふがあったことを司会者に指摘されると、「そのせりふを言ったのは戸田さんでしょ(笑)」と会場の笑いを誘い、「当初ドラマは視聴率が振るわず出演者と共に『視聴率低迷パーティー』を開いたほどだったが、後半から少しずつ人気を獲得できたことが映画化にもつながった」と振り返った。「赤羽さんはめっちゃ怖い。現場では大体怒っている(笑)」「撮影した新潟の夏の暑さは過酷で、瀬文は『はげ』なので熱中症などに気を使った」などの撮影中のエピソードも紹介。
来場者から寄せられた「SPECを信じるか」「瀬文以外の役を演じることができるなら」などの質問には、「不思議な力は信じる。僕は平凡な男ですが」「瀬文はSPECを持っていないのでいつも悲惨な目に合うのでSPECホルダーになりたい。現場でもSPECホルダーの皆さんは楽しそうのなで(笑)」など笑いを誘い、終始和やかな雰囲気でイベントを進行した。
「ドラマから応援してくださった皆さんに感謝したい。今回は戸田さんの役がパワーアップしたのでそこも見どころ。ぜひ多くの方に楽しんでいただければ」と加瀬さん。赤羽さんは「ドラマの最終回は気になる終わり方をしたと思うが、特番ですっきりして、そこから映画に続くストーリーを楽しみにしてほしい。スタッフ・キャスト共に本気で作った作品。『見てほしい』の一言に尽きる」と、それぞれコメントを残し会場を後にした。
テレビ放映は4月1日開始、映画は同7日から全国ロードショー。