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北海道じかまき米「タネから育ち ほしまる」、ホクレンが発売

「タネから育ち ほしまる」パッケージ

「タネから育ち ほしまる」パッケージ

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 ホクレン農業協同組合連合会(札幌市中央区北4西1)は3月3日、「じかまき栽培」で育てた米「タネから育ち ほしまる」を発売した。

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 同商品は、現在北海道内の稲作農家の高齢化による労働不足の減少問題解決や水田面積の確保などを目的に開発され、現在主流の生産方式であるハウス栽培で育てた苗を田んぼに植える「移植栽培」とは異なり、整備した田んぼに直接種をまく「じかまき栽培」生産方式を採用した品種。育苗(いくびょう)と田植えが直接労働時間の約44%を占める稲作の作業負担の軽減を見込むという。同社と上川農業試験場(上川郡)が共同開発した。

 「昔はじかまき栽培が主流だったが、寒さに弱く芽が出ないことなど問題も多いため移植栽培が主流となった。現在の担い手不足の減少問題などによりあらためて注目され始めたじかまき栽培を広め道内の稲作を支援すべく、じかまきに適した『早く育つ』商品開発を進めていた」と同社米穀部・主食課の木村さん。

 同商品は、じかまき栽培の特徴である「田んぼに直接種もみをまき育つこと」をわかりやすく伝えるというコンセプトの基でネーミングし、デザインには米が育つ過程を「種」「芽」「稲穂」の3段階のイラストで表したという。

 木村さんは「北海道の稲作が抱えるさまざまな課題をクリアしより多くの方に北海道米を届け、魅力を伝えたい」と話す。

 価格は5キロ1,980円。道央圏を中心とした「ホクレンショップ」「ホクレンfood farm」各店で扱う。

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