プレスリリース

【4月7日は世界健康デー】肥満症のある男性とその家族の心温まるストーリーを線画で描いたショートフィルム公開

リリース発行企業:日本イーライリリー株式会社

情報提供:

日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:シモーネ・トムセン、以下、日本イーライリリー)と田辺ファーマ株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役CEO:原田明久、以下、田辺ファーマ)は、本日、世界中の人が健康について考える日として定められた世界健康デー(World Health Day)にあわせて、線画アニメーションによるショートフィルムの第二弾として「肥満症 - ある家族のダイアリー」篇を公開しました(https://www.youtube.com/watch?v=1hc5eNrsq2I)。また、フィルムを紹介するWEBページも同日公開しました(https://www.lilly.com/jp/news/stories/obesity-senga)。

本作は、主人公の肥満症のある男性が家族のために減量の努力をするがなかなかうまくいかずに自分を責めてしまう気持ちや、医師との出会いを通して医学的な背景を知ることをきっかけに明るい自分を取り戻していく様子、またそれを見守る家族を、妻によるダイアリー形式の語りと繊細な線画で温かく描写しています。

肥満症は、遺伝やストレス、環境などが複雑に関与して発症する、治療が必要な病気であるにもかかわらず、当事者を含む社会の肥満症に対する認知は低く、「自己管理だけの問題」として軽視されがちな傾向にあります。それが必要な医療へのアクセスを妨げたり遅らせたりしている可能性があり、社会課題となっています。両社は、肥満症のある人やその周囲の人々が肥満症という病気について知り、理解を深めるきっかけとなることを期待し本作を制作しました。本作を通して、肥満症に対する正しい理解の輪が広がり、肥満症がかかえる社会課題の解決の一助となることをめざしています。

尚、同日公開したWEBページには、公開済みの、肥満症のある女性が主人公の「肥満症 私の未来を描き直そう」篇とともに2つのショートフィルムを、また制作背景などより詳細な情報を掲載しています。











日本イーライリリーと田辺ファーマは、肥満症が病気として十分に認知されていない現状を踏まえ、「その肥満、肥満症かも!」プロジェクトを開始しました。本ショートフィルムの制作はその活動の一環です。両社は今後も本プロジェクトを通して、継続的に肥満症の疾患啓発に取り組んでいきます。

以上

【参考資料】

線画アニメーションによるショートフィルム 公開情報 概要


ストーリー概要
本作は、家族のために減量を試みる40代の肥満症のある男性と、それを見守る家族の心温まるストーリーです。ある日届いた健康診断の結果には高血圧と脂肪肝の疑い、そして減量が必要という指摘が書かれていました。家族のためにも健康でいないと、という気持ちで減量の努力を開始する男性ですが、体重の増減を繰り返し思い通りに減量体重を維持できない日々が続き、男性は「努力が足りないのかな」と悩み、家族はそれに寄り添います。そんな中、ある医師との出会いによって、肥満とは違う肥満症という病気の存在や、発症には生活習慣以外にも遺伝や環境など様々な要因が関係していて、自分の努力だけでは解決できないこともあるのだと知ります。「自己責任だけの問題」とばかり思い込んでいた男性は、救われた気持ちになり、本来の明るい性格に戻っていきます。

監修医からのコメント
本作を監修した、琉球大学大学院医学研究科 内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座(第二内科)教授 益崎 裕章 氏は次のように述べています。「肥満症は遺伝や体質、心身のストレス、社会全体の食環境や生活環境など、様々な要因がその発症・進展に関与する慢性疾患です。しかし、ややもすれば個人の生活習慣ばかりに過度な注目が集まり、 『肥満症は不十分な自己管理の結果』 として誤解されたり、軽く片付けられたりしがちです。このショートムービーを通じて、肥満症を持つひとが抱える心の葛藤や、自己の努力のみでは肥満症を解決できない場合があることを知っていただき、皆さんが肥満症のことを正しく理解するきっかけのひとつにしてもらえれば、と願っています。」

制作会社からのコメント
本作では、「医学的な世界」と「個人の内面的な感情」のギャップをつなぐことを重視し制作しました。暗すぎたり、医療色が強すぎたりする表現は避け、生活感があり親しみやすい世界観をつくることに注力しました。流れるような線の動きや、やわらかく空気感のあるライティングに至るまで、あらゆる技術的手法は、このテーマの重さを少しでも和らげるために設計しています。主人公は、健康診断の結果、医療的な視点を通して、自分の抱える問題には気持ちの問題だけでなく、実際に身体的・医学的な原因があることに気づきます。肥満症当事者である主人公が偏見というフィルターを通して自分を見るのをやめ、健康へ向かう新しい道筋を見いだす、その決定的な瞬間を表しています。本作を通して、新たなステージへ進むための前向きな一歩を踏み出す、また周囲の方々が理解ある環境を作ろうと思う、きっかけとなればと願っています。

「その肥満、肥満症かも!」プロジェクトとは



日本における「肥満」に該当する人口は2,800万人(※1)と推定されています。日本では、「肥満」は脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態で、体格指数(BMI)25以上と定義されています。一方で「肥満症」は、肥満(BMI25以上)があり、かつ肥満に起因ないし関連する健康障害(合併症)を1つ以上有するか、あるいは内臓脂肪蓄積がある場合など関連健康障害の合併が予測され、医学的に減量を必要とする病態と定義されており、減量による医学的治療の対象になる慢性疾患です(※2)。
肥満症は、他の病気を引き起こしたり悪化させたりするリスクがあります。しかし肥満症の診断や治療は、これまで治療選択肢が限られていたこともあり、他の慢性疾患と同等には行われてきませんでした。
肥満症の発症には、個人の生活習慣のみならず、遺伝やストレス、仕事・生活環境など、さまざまな要因が複合的に関与するため、自分の努力だけでは解決が難しいと言われています3。それにもかかわらず、本人の努力や生活習慣のみがフォーカスされがちで、「自己管理だけの問題」という誤解や偏見(オベシティ・スティグマ)が存在し、社会課題となっています。
こうした中、日本イーライリリーと田辺ファーマは、肥満症の正しい理解を促進するため、「その肥満、肥満症かも!」プロジェクトを立ち上げました。本プロジェクトでは、肥満症のある人やその周囲の人の肥満症に関する正しい理解を促し、肥満症に対する思い込みや偏見など、様々な先入観を無くしていくことで、誰もが生き生きと活躍できる健康的な社会の創造に貢献することを目指しています。両社は今後も、さまざまな疾患啓発活動を通して、肥満症の正しい理解を促進していきます。
肥満症に関するより詳しい情報は、肥満症当事者向けの疾患啓発WEBサイト「その肥満、肥満症かも.com」をご覧ください。https://www.obesity-disease.jp/

世界健康デーとは
WHO憲章がはじめて設定された4月7日を記念して、1950年以来、毎年4月7日が世界健康デー(World Health Day)として定められました。世界の多くの国では、健康の日として、市民が健康についての知識を得るだけでなく、意識を高め、行動を起こす機会を提供するイベントが行われています。日本では、60年前の日本 WHO 協会の設立以来、「世界保健デー」という名称が使われてきましたが、市民が主体的に健康に取り組む姿勢を強調するため、2025年より「世界健康デー」という名称が使われるようになりました。

肥満症の疾患啓発活動について
日本イーライリリーと田辺ファーマは、肥満症に対する理解促進を目的とした疾患啓発活動を行っています。本活動は、肥満症のある人やその周囲の人々を含めた社会の、肥満症に対する正しい理解の輪を広げることで、肥満症のある人が生き生きと活躍できる健康的な社会の創造を目指す取り組みです。特定の医薬品の販売促進や処方推奨を目的とするものではありません。

肥満症治療について
肥満症治療の目的は、減量ではなく、減量により肥満に関連する健康障害を改善することです。肥満症治療は、肥満症と診断された方を対象としたもので、合併症の予防や改善を目的とする医療です。美容・痩身のためのダイエットなどを目的として行われるものではありません。肥満症治療薬等については、医師による診断のもと、電子添文の内容を遵守の上、適正な使用をいただくようご協力をお願いしています。肥満症の診断・治療方針については、必ず医師にご相談いただけますようお願い申し上げます。

日本イーライリリーについて
日本イーライリリー株式会社は、米国イーライリリー・アンド・カンパニーの日本法人です。日本の患者さんが健康で豊かな生活を送れるよう、日本で50年にわたり最先端の科学に思いやりを融合させ、世界水準の革新的な医薬品を開発し提供してきました。現在、がん、糖尿病、アルツハイマー病などの中枢神経系疾患や自己免疫疾患など、幅広い領域で日本の医療に貢献しています。詳細はウェブサイトをご覧ください。
https://www.lilly.com/jp 

田辺ファーマについて
田辺ファーマは、1678年に創業、日本の医薬品産業発祥の地である大阪の道修町に本社を置き、医療用医薬品事業を中心とする製薬企業として、最も歴史ある老舗企業の一つです。当社は、「病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を。」をMISSIONとし、これを実現するため、中枢神経、免疫炎症、糖尿病・腎領域に加え、がん領域にも取り組んでいきます。有効性・安全性が高い患者層を見出し、治療満足度の高い薬剤をお届けする「プレシジョンメディシン」の他、予防・未病、重症化予防、予後にも目を向け、治療薬を起点に患者さんの困りごとに応える「アラウンドピルソリューション」を展開していきます。https://www.tanabe-pharma.com/ja/

出典: 
1:厚生労働省 国民健康・栄養調査(令和元年)https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000687163.pdf(2025年9月閲覧)の「肥満者の割合」と2019年人口推計より算出した推計値
2:日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022」, p.1-2
3:Schwartz MW, Seeley RJ, Zeltser LM, et al. Obesity Pathogenesis: an Endocrine Society Scientific Statement. Endocr Rev. 2017;38(4):267-296.

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