SNSで人気に火がつき2024年のユーキャン流行語大賞にもノミネートされた「アザラシ幼稚園」が表紙を飾るムック本『アザラシまるごとBOOK』が昨年12月に発売されました。巻頭特集「アザラシ幼稚園」の他、アザラシの生態を解説した「アザラシナビ」や、日本唯一のアザラシ保護施設「オホーツクとっかりセンター」の特集記事、国内でアザラシに会える施設の紹介、世界の野生アザラシのグラビアページなど、1冊でアザラシの魅力をまるごと楽しめる内容となっています。
『アザラシまるごとBOOK』(辰巳出版)
昨年11月には、予約開始から2時間であらゆるネット書店で予約が完売となる異例の事態が起き、Amazonと楽天ブックスで書籍部門「総合1位」の2冠を達成。Amazonでは12部門でベストセラー1位を獲得し、注目を集めています。(※Amazon2024年11月2日、楽天ブックス2024年11月6日、当社調べ)
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「アザラシ幼稚園」と「オホーツクとっかりセンター」に収益の一部を寄付
『アザラシまるごとBOOK』刊行元である辰巳出版株式会社は、『アザラシまるごとBOOK』の収益の一部からオランダの「アザラシ幼稚園」ことピーテルブーレンアザラシセンターに4000ユーロ、北海道の「オホーツクとっかりセンター」に66万円を寄付しました。
「アザラシ幼稚園」はオランダにあるアザラシ保護施設で、昨年夏にYouTubeの24時間ライブ配信が日本で爆発的に話題となりました。感染症や怪我、人が投棄したゴミが原因で衰弱したり、親とはぐれて孤児となってしまったアザラシを保護し、治療、リハビリを施して海にリリースする活動を行っています。
『アザラシまるごとBOOK』より「アザラシ幼稚園」
「オホーツクとっかりセンター」は北海道紋別に位置する日本唯一のアザラシ保護施設で、衰弱した野生アザラシの保護・治療・リリース活動を行うとともに、自然に帰る力のないアザラシを施設で終生飼育し、アザラシについて学ぶ場を観光客に提供したりアザラシの魅力をSNSで発信したりしています。
『アザラシまるごとBOOK』から両施設への寄付金は、アザラシたちの治療費やエサ代、施設整備等のために使われます。
『アザラシまるごとBOOK』より「オホーツクとっかりセンター」
辰巳出版がアザラシ保護施設に日本円にしておよそ130万円にもなる多額の寄付を行ったことに対して、SNSでは「素晴らしい取り組み」「寄付額が限界突破している」「私(読者)のお金が役立ってうれしい」といった声が寄せられています。
?辰巳出版公式Xでの寄付についての投稿
収益の一部がアザラシのために役立つ『アザラシまるごとBOOK』は全国の書店店頭とネット書店で好評発売中。一部の店舗では、オホーツクとっかりセンターのアザラシ「ナオミちゃん」の写真を使ったポストカードが特典となっています。
特典ポストカードにもなっているオホーツクとっかりセンターのナオミちゃん(南幅俊輔撮影)
オホーツクとっかりセンターのアザラシたち(南幅俊輔撮影)
オホーツクとっかりセンターでのトレーニングの様子(南幅俊輔撮影)
『アザラシまるごとBOOK』よりオホーツクとっかりセンター(南幅俊輔撮影)
<書籍情報>
書名:アザラシまるごとBOOK
監修:今泉忠明
編著:南幅俊輔
発行:辰巳出版(タツミムック)
発売日:2024年12月16日
定価:1,650円(本体1,500円+税)
体裁:A4変型判(210×282mm)/96ページ/オールカラー
?Amazonで購入する https://amzn.asia/d/gY3tAdw
?楽天ブックスで購入する https://books.rakuten.co.jp/rb/18029217/
<監修について>
今泉忠明
動物学者。日本動物科学研究所所長。1944年東京都生まれ。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業。国立科学博物館で哺乳類の分類学生態学を学ぶ。文部省(現・文部科学省)のイリオモテヤマネコの生態調査などに参加。上野動物園で動物解説員を務めたのち、現在は、日本動物科学研究所所長、静岡県伊東市の日本ネコ科動物研究所所長・ねこの博物館館長を兼任。『飼い猫のひみつ』(イースト・プレス)、『図解雑学 最新ネコの心理』(ナツメ社)、『ざんねんないきもの事典 正・続・続々』(高橋書店)、『ハシビロコウのすべて』(廣済堂出版)など著書、監修書多数。
<編著者について>
南幅俊輔
盛岡市生まれ。グラフィックデザイナー&写真家。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材も行っている。著書に『ソトネコJAPAN』(洋泉社)、『ワル猫カレンダー』『ワル猫だもの』(マガジン・マガジン)、『ハシビロコウカレンダー』(辰巳出版)、『踊るハシビロコウ』(ライブ・パブリッシング)など。企画・デザインでは、『ハシビロコウのすべて』『ゴリラのすべて』『ラッコのすべて』(廣済堂出版)、『美しすぎるネコ科図鑑』(小学館)、『ねこ検定』『マヌルネコ15の秘密』(ライブ・パブリッシング)など。