日本から「世界一の美女」を目指す「2011・ミス・ユニバース・ジャパン(以下、MUJ)」の北海道大会本選が10月23日、札幌・JRタワー(札幌市中央区北5条西2)特設会場で開催された。
「2011ミス・ユニバース・ジャパン北海道大会」グランプリを獲得した米澤早那(よねざわさきな)さん
MUJは、今年で60年目を迎える「美の祭典」。「国際舞台で活躍できる女性像」を確立するため「知性」「感性」「人間性」「内面」「自信」の5つを兼ね備えた「すべての女性の基準となるオピニオンリーダー」を目指し、それぞれの「美」を競う。
同イベントは、2010年から東京・大阪以外で開催する地方オーディションの一環。北海道のほか仙台・静岡・名古屋・九州・沖縄でも開催する。これらの予選で選ばれた各地のグランプリ6人が来年3月30日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される本大会への出場権を獲得するほか、各地で2位、3位に選ばれた計12人が最終選考会に出場するための予選「ファイナリスト選考会」への出場権を獲得する。
北海道大会本選には、書類選考やウオーキングなどで審査基準をクリアした13人が出場。大会開始前には「2010MUJ」に輝いた板井麻衣子さんや同大会4位の三戸部加奈子さん、同じく5位の石井千恵さんらの審査員が、「普段通りに楽しむことが大事」「のびのびとパーソナリティーを表現してほしい」などとアドバイスした。
本選1次予選では、1人ずつ登場し自己紹介や歌、書道、バレエ、詩吟、殺陣など、それぞれの特技を披露。観客からの歓声や拍手が会場を盛り上げた。2次本選に通過したのは6人。「さまざまな土地を巡っていろんな人たちと触れ合いたい」「家族や友人など人とのつながりを大切にできる女性になりたい」「日本人らしいおしとやかさや奥ゆかしさを表現していきたい」など、それぞれの目標や理想を語り、最終選考に臨んだ。
結果、グランプリにはシンガーの米澤早那(よねざわさきな)さん、2位にストーンデザイナーの高田麻紀子(たかだまきこ)さん、3位に高校生の米川由莉(よねかわゆり)さん、特別賞に会社員の佐久間理恵(さくまりえ)さんらが予選を通過。米澤さんは日本大会出場権を獲得し、高田さんらは日本大会出場につながる権利をそれぞれ獲得した。
「出場直前に緊張はしていたが、しっかりと自己表現できたことが良かった。この機会は自分への挑戦だと思って頑張っていきたい」(米澤さん)、「これまで支えてくれた家族や友人に感謝したい。自分のためだけではなくサポートしてくれた人たちのためにも精一杯やりたい」(高田さん)、「ここまで選ばれたことが夢のよう。わたしは最年少という点で周りの人より経験は少ない分不安はあるが頑張りたい」(米川さん)、「この大会を通じて貴重な体験ができた。これからは自分の良いところを模索して自分の魅力をしっかり表現できるよう意識したい」(佐久間さん)と、それぞれの思いや抱負を語った。
2011MUJ獲得者は来年3月30日に決定。2011MUJは来年8月に予定される世界大会へ出場する。