「街とアートの縁結び」を合言葉に演劇場を経営するNPO法人コンカリーニョ(札幌市西区八軒1条西1)は、8月から来年4月までの約半年間にわたり、演劇講座「劇をつくるということ」を開講する。
札幌で演劇をする若い人に学びの場を提供することを目的に開く同講座。昨年開いた第1回は演劇未経験者を含めた15人が参加し、終了後は公演を行った。脚本は生徒と講師の共同作業によるもので、ゼロから作った舞台は周囲から好評だったという。
札幌の劇団「イナダ組」代表のイナダさんや「イレブン☆ナイン」代表の納谷真大さんなどが講師を務める。参加資格は18歳以上から40歳くらいまでの男女で、演劇の経験は問わないが、受講者は7月のオーディションで決める。役者のほか、脚本や制作スタッフ希望も受け付ける。
同法人理事長でプロデューサーの斎藤ちずさんは「これまで単発のワークショップ講座はあったが、単発だと身にならない感じがした。地元でもきっちり活動できればと考え、講師の方とやってみることにした」と開講までの経緯を振り返る。
「平日は夜から、土日は昼からなので学生も参加できる。勉強の場は与えるが、自分が成長したいという強い意思を持っているかが大事」と斎藤さん。「受講しても受身だったら意味がない。必要なのはやる気のみ。吸収して成長したいという人はぜひ」と受講参加を呼びかける。
受講費は月額1万円と公演準備金。講座は週1~2回、1日3~5時間のペースで開く。応募受け付け同講の説明会およびワークショプ兼オーディションは、7月24日14時から「ターミナルプラザことにパトス」(札幌市西区琴似1条4)で行われる。
7月20日まで。詳細はホームページで確認できる。