富士フィルムフォトサロン(札幌市中央区北3西3、TEL 011-241-7366)で2月5日から、老舗カメラ店「Paradise」集うサークルが写真展「フィルムカメラで残す想い」を開く。
同展は、デジタルカメラでは表現しにくいフィルム写真がもたらす温もりや魅力を伝えるため、北海道大学に隣接する同店に集うサークルが中心となり作品を出品する。
代表の池原さんは「便利なデジタル写真が主流になった今、フィルム写真は遠い存在になりつつある。何度も撮り直しができるデジタルカメラは便利になった分、シャッターを押す一瞬に懸ける思いが小さくなってきているのでは」と話す。「いろいろなものがデジタル化し便利になったが、フィルム写真で伝えられる温もりのように情緒・文化的な大切なものを失っているのでは」とも。
同サークルには20~60代のメンバー345人が集う。メンバーの一人は「レトロなフィルムカメラにはデザイン的にも斬新で魅力的なものも多く、現在のデジタルカメラにも応用されている技術がたくさん詰まっている」と話す。
会場では、メンバー約100人のフィルム写真を展示するほか、希望者にはフィルムカメラを使った撮影体験ができるコーナーも用意する。
開館時間は10時~18時。入場無料。2月10日まで。