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江別「エブリ」がグッドデザイン賞 れんが生かすアイデアや取り組み評価され

グッドデザイン賞2024受賞を報告する間宮なつき社長

グッドデザイン賞2024受賞を報告する間宮なつき社長

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 江別市東野幌の商業施設「EBRI(エブリ)」(江別市東野幌町3)が11月1日、グッドデザイン賞2024を受賞したと発表した。運営はストアプロジェクト(札幌市中央区)。

お披露目した商品

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 江別市は窯業で栄えた街で、最盛期には14社のレンガ工場が稼働していた。同地区の土を100%使って作るれんがは同市の特産品の1つ。現在も稼働する工場は2社へと減少したが、同施設は江別市再活性化とれんがの未来を考え、さまざまな活動に取り組んできた。

 施設は有形文化財で使われなくなったれんが工場(旧肥田工場)を保存活用し、商業施設として運営している。イベントの開催や地元企業や地元の作家らとコラボし、商品開発を行っている。

 同施設は取り組みがグッドデザイン賞2024を受賞した。審査員の一人は「人口減少が問題となるような地方に残る古い建築×自然、または衰退する産業といった組み合わせをデザインの力で魅力に変えるプログラムは、わざわざ足を運びたくなるような潜在的な需要が潜んでいる」と話す。「官民連携の事業の工事例としても『れんがの街』江別の魅力を街の価値としてれんがを生かすアイデアや取り組みは素晴らしく、街の未来やにぎわいにつながることに期待する」とも。

 同社社長の間宮なつきさんは「2023年8月のリニューアルを機にブランディングを強化し、再編集する際、より多くの出会いや文化交流の拠点となることを目指した」と話す。「今回の受賞を励みに地域の良さを共有し合える施設であり続けられるよう努力を重ねていく」とも。

 1日に行われた受賞発表会ではEBRI STOREの商品もお披露目。地元の素材などを使った賞品を展示した。

 同施設の営業時間は10時~19時。
※EBRIのEはキリル文字のE。

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