センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5)で5月17日、ウエディングドレスの寄贈式が行われた。
札幌国際大学(清田区)へウエディングドレスとカラードレス合わせて4着を寄贈した同ホテル。当日は大学関係者と学生ら13人が参加した。
同ホテルでは2006(平成18)年度から同大学短期大学部が実施する授業や実習などに講師を派遣し、総合生活キャリア学科で「ブライダル実務」などの授業の一環として、ホテルの施設を使った模擬挙式や模擬披露宴を実施している。2016(平成28)年からは包括連携協定を結んでおり、現在は大学の観光学部でもブライダルの授業が展開されている。
同式典では同ホテルの桶川昌幸総支配人が「未来を担う人材の育成に役立ててもらうことを願い、ウエディングドレスの寄贈を企画した」と意図を説明。「学生たちに実際にドレスを見て、触れて、ブライダル業界におけるスキルの習得や専門知識の深化につながることを期待している」とも。
「今回ホテルから素晴らしいドレスを頂いた。人生最高の瞬間を彩るウエディングドレスを継承していく」と同大学の蔵満保幸学長。参加した学生たちは「ブライダルの演習の模擬挙式などで生かしていきたい」「ブライダル業界を志す後輩が多くいるので、しっかりと受け継いでいきたい」と話していた。