冬の温泉街を幻想的に彩るインスタレーションイベント「雪灯路(ゆきとうろ)」が1月27日から、定山渓神社(札幌市南区定山渓温泉)で開催される。
今年で14年目を迎える同イベント。メイン会場となる定山渓神社の境内に地域住民や温泉街の人たちが手作りする約1000個のスノーキャンドルを敷き詰め会場を照らす。
境内の奥にある「祈りの森」と呼ばれるエリアでは光と映像を自然と融合させ、神社の裏から続く登山道の雑木林はプロジェクションマッピングとイルミネーションで彩る。昨年6月から10月に行われたライティングパフォーマンス「JOZANKEI NATURE LUMINARIE(ネイチャールミナリエ)」の世界観を冬に再現するという。
初日はオープニングイベントとして、雅楽漫才コンビの「なそり~ズ」が、雪あかりに包まれて遊ぶ竜を表現した舞楽「納曽利(なそり)」で会場を盛り上げる。
定山渓観光協会事務局マネジャーの橘真哉さんは「キャンドルが揺らめく暖かな明かりと、デジタルなライティングで幻想的な森を楽しんでもらえたら」と話す。
開催時間は18時~21時。入場料は500円(中学生以下、定山渓エリア宿泊者は無料)。期間中は約30分間隔で温泉街を巡回するシャトルバスを運行する。2月3日まで。