都市型水族館「AOAO SAPPORO」(札幌市中央区南2西3)で10月5日、「昔と今をつなぐ海の化石」の展示が始まった。
札幌市博物館活動センター(豊平区)と連携し、同センターが保有する「アンモナイト」や「魚の化石」などの海に関わる化石を展示する企画。5階「LIBRARY AQUARIUM / 観察と発見の部屋」で「サンゴの一種(中生代白亜紀)」「アンモナイト(同)」「シーラカンス(同)」「魚化石(新生代新第三紀)」など展示標本6点を展示する。
展示に合わせて、今月31日まで「WONDER FOSSIL MYSTERY(ワンダー フォッシル ミステリー)」と題した海の化石の謎に迫る参加型プログラムを開催。15日には、札幌周辺が海だった頃に存在していた大型海牛「サッポロカイギュウ」や札幌市南区小金湯で発見されたクジラの化石について、札幌市博物館活動センターの山田良輔さんと共に学ぶ特別プログラムも開く。
同館広報担当者の佐々遥平さんは「新展示の化石はそれぞれ海に関わりを持ち、当館で生活している生物とも共通点を持っている。当館では今後も札幌市博物館活動センターと連携を深め、札幌の自然の成り立ちや生物をはじめとした多種多様な生命とのつながりについて楽しく学べる機会を提供していく」と話す。
同館の営業時間は10時~22時(最終入館21時)。入館料は、高校生以上=2,200円、小中学生=1,100円、3歳以上=200円ほか。