センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5)で7月3日、ワイン会が開催された。
同会は、7月1日から同ホテルで行われている「富良野フェア」のPRと、札幌圏で富良野エリアの食材と「ふらのワイン」を多くの人に知ってもらいたいという思いから富良野市と同ホテルが協力して企画。当日は大学教授やマスコミ、ワイン関係者、地元議員など40人ほどが参加した。
スイートコーンやメロン、ブランド米「ななつぼし」やアスパラなどの農産物やチーズ、ブランド牛「ふらの大地和牛」など富良野エリアの食材を使った8品の特別メニューを、同ホテル総調理長の金子厚さんが考案。参加者はスパーリング「ペルル・ブランシュ」、白ワイン「リースリング」、赤ワイン「ピノノワール アシリフラヌイ」など全6種類のワインとともに料理を味わった。
参加した北海道観光振興機構の柳原由実子さんは「次々とテーブルに運ばれる富良野の食材を活用した料理とふらのワインのペアリングに大満足」と話す。「今後予定されている富良野地域のワイナリーを連携した『ワインツーリズム』にも期待したい」とも。
ふらのワインは1972(昭和47)年、自治体ワイナリーとしてスタート。盆地特有のブドウ栽培に適した気象条件の下、地元原料で醸造し販売するという一貫した体制で運営し、独自交配品種の栽培や、寒さを生かしたアイスワインの製造など、富良野らしいワイン造りを行っている。
北猛俊富良野市長は「富良野は、スイカやメロン、『ふらの大地和牛』など食材に恵まれている。そして、おいしいワインがたくさんある。今回の企画で、シェフに富良野の食材の持つ魅力を、より引き出してもらえた。今後も富良野ブランドを応援してほしい」と参加者に呼びかけた。
富良野フェアは今月31日まで。