上映会「お寺シネマ」が5月28日、覚王寺(札幌市北区麻生町)で開催される。
お寺の本堂を会場に、SDGsに関連した貧困、労働、差別、ジェンダーなどの社会派作品を上映する同イベント。映画上映のほか、覚王寺の住職が仏教視点で作品を解説する映画法話も行う。
5回目となる今回の上映作品は「パレードへようこそ」(2014年、121分、イギリス)。主催する「キノマド」スタッフの田口亮さんによると、同作品はイギリスで実際に起きた田舎の炭鉱労働者と都会のLGBTの若者との友情物語を描いた作品という。カルチャー・クラブ、ザ・スミス、ブロンスキ・ビートといった1980年代の音楽にのせ、涙と笑いを交えて描く。
田口さんは「関連する法整備の行方が気になる今だからこそ観る価値が高まっている。ふんだんに使われる1980年代UKポップスも楽しんでほしい。住職による法話もどんな話が聞けるのかとても楽しみ。参加してもらいたい」と呼びかける。
上映開始時間は、1回目=10時、2回目=15時。チケット料金は1,600円。