札幌管区気象台が4月15日、札幌市で桜(ソメイヨシノ)の標準木が開花したと発表した。
同気象台によると、開花は平年(5月1日)に比べて16日早く、昨年の開花日4月23日と比べて8日早い。
市内の3月の平均気温が4.9℃、平年差がプラス3.8℃となったことから、記録的な暖かさが早咲きの要因と見られる。同気象台は例年より早く、今月10日から桜の観測を始めるなど対応に追われた。
円山公園では、今月22日から来月7日までの花見期間中、感染症対策のため3年前から制限してきた花見での飲食や宴会を解禁する。過度な混雑を避けるため、ジンギスカンなど火気を使った宴会は引き続き禁止する。
花見期間中は、仮設トイレを設置するほか、警備員による見回りやゴミの収集も行う。飲食・宴会に利用できる時間は9時から20時まで。