
上映会「映画とごはんの世界旅行vol.5 フィンランド編」が4月29日・30日の2日間、庭ビル(札幌市中央区大通西17)と北欧雑貨ピッコリーナ(同南1西1)で開催される。主催は札幌の自主上映グループ「キノマド」。
世界中の多様な映画を食事と共に紹介するという同イベント。5回目となる今回は、1日目=庭ビル2階「庭ギャラリー」、2日目=北欧雑貨ピッコリーナの2つの会場で、フィンランドに関する映画上映と料理を提供する。
今回の上映作品は2017(平成29)年、第67回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した、アキ・カウリスマキ監督の「希望のかなた」(2017年、98分、フィンランド)。出演は、シェルワン・ハジさん、サカリ・クオスマネンさんほか。「キノマド」スタッフの田口亮さんは、同作を「ヨーロッパが抱えるシリアスな難民問題を独特のユーモアを交えて描いた傑作」と説明する。
食事は、飲食店「ハヤシ商店」(北区北9西2)がアレンジして提供する「2種類フィンランドサンド」を用意。豚肉のリエット、ポテトサラダに「リンゴンベリー」というコケモモのジャムを挟むサンドイッチと、メープルマスタードのソースと自家製サーモンを挟むサンドイッチを提供する。
アキ・カウリスマキ監督の作品をずっと上映したかったという田口さん。「フィンランドでよく食べられているというコケモモのジャムとサーモンを使った2種類のサンドイッチと共に楽しんでもらえれば」と話す。
上映開始時間は、4月29日=11時30分と16時、30日=18時。チケット料金は2,500円(食事なし=1,500円)。チケットは販売サイト「パスマーケット」で購入できる。