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札幌のファットリアビオ北海道がC1グランプリ獲得 熟成チーズに評価

GRANA DI EZOとチーズマスターのジョバンニ・グラッツィアーノさん

GRANA DI EZOとチーズマスターのジョバンニ・グラッツィアーノさん

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 ファットリアビオ北海道(札幌市白石区平和通12)が12月16日、一般投票で「おいいしいチーズ商品」を決める「第2回C1グランプリ」のハード・セミハード部門でグランプリを獲得した。

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 主催は北海道チーズフェス(同東区東苗穂2条3)。12月4日、「森のスパリゾート 北海道ホテル」(帯広市西7南19)で「北海道チーズフェス」が開催され、会場を訪れた200人のほか、オンライン1650人が投票した。

 ハード・セミハード部門でグランプリを獲得したファットリアビオ北海道は南イタリアの農場「Fattoria Bio(ファットリアビオ)」のチーズマスターであるジョバンニ・グラッツィアーノさんが北海道に移住し、北海道生乳を100%使ったチーズ作りを行っている。

 ファットリアビオ北海道社長の高橋廣行さんによると、グランプリを獲得した熟成チーズ「GRANA DI EZO(グラナディエゾ)」は12世紀ごろ、イタリア北部のパダーノ渓谷一帯で作られたグラナ・パダーノという熟成チーズがベース。パルミジャーノ・レッジャーノと似たチーズだが、熟成期間が比較的短いことから多く生産され、イタリア全土で多くの人に親しまれているという。

 商品名のGRANAはイタリア語で「穀物」「細かな粒」を意味する。米粒くらいの小さなサイズまでチーズの「素(カード)」を切る製法が特徴。EZOは北海道の昔の名前「蝦夷(えぞ)」に由来する。

 高橋さんは「長期熟成チーズは低脂肪乳から作っているが、グラナディエゾは生乳100%から作っているのでとても濃厚。北海道牛乳でつくったリッチな味わいを楽しんでほしい。また、来年は10周年なのでさまざまな商品や企画を展開する予定。北海道ミルクで作った完全オーガニックなチーズをぜひ食べてもらいたい」と話す。

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