映画祭「第9回新千歳空港国際アニメーション映画祭」が11月3日、新千歳空港ターミナルビル(千歳市美々)で始まる。
同映画祭は、ターミナルビル内のさまざまな施設・機能を活用。「空港全体で発信する、空港だからできる映画祭」を目指す。同映画祭の広報担当者によると、世界でも珍しい空港内映画祭という。今年は3年ぶりとなる「爆音上映」や、声優ゲストなどが参加する有観客の有料・無料トークプログラムなど、全58プログラムを提供する。
映画館の音響設備に音楽ライブ用の音響機材を増設して大音響で上映を行う「爆音上映」では、「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」、1999(平成11)年公開の劇場版「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」、国内初上映となる「千年女優」(4Kデジタルリマスター版)の3作品を上映する。
オープニングでは、フランスの長編アニメーション「ミューン 月の守護者の伝説(日本語吹替版)」 を北海道で初上映するほか、コンペティション短編・長編部門のノミネート76作品をはじめ、国際審査員関連の特集上映や北海道現代アニメーション特集上映など130作品以上を上映する。
同空港ポルトムホール会場では、「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」スペシャルトークショーに加え、「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」スペシャルプログラムや、「ゴールデンカムイ」セレクション上映会&トークショーを行う。
同映画祭の広報担当者は「今年も、国内外の話題作など招待作品の上映はもちろん、アニメーションの『いま』を多角的に発信するプログラムを展開し、来場者へ最新情報と国際的な出合いを共有できる場を提供していく」と話す。
チケット料金は、座席指定券=各500円~2,500円(プログラムにより異なる)、4プログラム回数券=2,000円、当日券=各500円~3,000円(同)。11月6日まで。