秋の味覚を提供する「特別賞味会~豊穣(じょう)の秋」が9月15日から3日間、札幌パークホテル(札幌市中央区南10西3)1階「テラスレストラン ピアレ」で開催される。
料理を手がけるのは、「テラスレストラン ピアレ」調理長の景井賢司さん。景井さんは、2004(平成16)年札幌パークホテルに入社して配属された同レストランの前身「ロマーナ」からパーククラブ、テラスレストラン キタラ、バンケットを経て2018(平成30)年、「テラスレストラン ピアレ」に入った。昨年3月、同レストランの調理長に就任している。
今回は、景井さんによる北海道の旬の食材を使ったメニュー7品を用意。空知、日高、根室地方など北海道内各地の食材を取り入れた料理や趣向を凝らしたメニューをそろえるという。
「根室産花咲蟹(がに)と『石狩ひつじ牧場』石狩ブルーチーズを南瓜のニョッキと共に」は、味のインパクトが強めの食材をあえて組み合わせたという。景井さんは「口の中で広がる濃厚な味わいをどのように感じてもらえるか楽しみ」と話す。
「北海道産銀聖(ぎんせい)をコンフィーに ビーツとオリーブのタプナード 秋茄子(なす)を添えて」は、「サケの王様」ともされる銀聖を低温で調理した。鮮やかな銀聖のサーモンピンクとビーツの赤色が合わさって、見た目にも華やかに仕上げたという。
「北海道産蝦夷鹿ロース肉のロースト 牛蒡(ごぼう)ソース りんごと栗をグランメール風に」は、景井さんが失敗や経験を繰り返し、やっとコンテストで入賞できるようになった10年頃前の思い出の入賞メニューという。ゴボウのソースで蝦夷(えぞ)鹿肉を提供する。
景井さんは「今回は当レストランの味を知っている人にも、初めての人にも楽しんでもらえるメニュー。料理を通じて幸せなひと時を感じていただけるとうれしい」と話す。
提供時間は17時~19時。料金は1人=1万円(利用は2人~)。9月17日まで。