今年で31回目を迎える「YOSAKOIソーラン祭り」が6月8日から、札幌の大通公園をはじめとする札幌市内10会場で始まる。
「YOSAKOIソーラン祭り」は、高知県の「よさこい祭り」をルーツに1992(平成4)年、高知よさこい祭りで踊りの中に取り入れられていた「鳴子」と北海道の漁師が昔ニシン漁の際に歌っていた労働歌で北海道民謡の1つ「ソーラン節」をミックスして誕生した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年から2年連続で中止となっていたが、今年は、無料席をなくし、会場の規模を縮小するなど、感染症拡大防止対策を十分に取り、3年ぶりに行う。
「YOSAKOIソーラン祭り」の踊りの決まりは「鳴子を持って踊ること」「演舞に使う曲にソーラン節のフレーズを入れること」の2つ。これらが守られていれば、踊りも曲も自由なのが特徴。各チームは地方車(じかたしゃ)を先頭にして前進するパレード形式と、進まずに固定して踊るステージ形式でそれぞれオリジナリティーあふれる踊りを披露する。
実行委員の横山尚子さんは「3年ぶりの開催となる今年は、感染対策を万全にとり、観客を迎える。祭りの熱気を、ぜひ会場で楽しんでもらえれば」と呼びかける。
今月12日まで。