「お寺シネマ」が5月28日、覚王寺(札幌市北区麻生町)で開催される。
寺の本堂で映画を鑑賞する同イベント。上映作品は、SDGsに関連した貧困、労働、差別、ジェンダーなどの社会派作品を「キノマド」が選ぶ。
今回は、ホームレス問題を扱った「パブリック 図書館の奇跡」(2018年)を上映。同映画は俳優であり、映画監督としても活動するエミリオ・エステベスが製作、監督、脚本、主演を務めたヒューマンドラマ。公共図書館を舞台に、記録的な大寒波で行き場を失ったホームレスたちと大騒動に巻き込まれた一人の図書館員の奮闘を描く。
上映会では、覚王寺の住職による映画法話も行い、仏教視点で見た同作品を解説する。チケット代金の一部は、子ども食堂の支援に使う。
キノマド代表者の田口亮さんは「お寺の本堂で映画を鑑賞するこの企画も3回目。今回の上映作品は、真の『公共』とはどうあるべきかを笑いを交えて描いた傑作。厳かなお寺の本堂での映画体験にぜひ参加を」と呼びかける。
開催開始時刻は、1回目=13時、2回目=16時30分。料金は1,600円。