センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5)が4月5日、食育セミナー「昆布×スイーツ 美味(おい)しいセミナー」を開催した。北海道漁業協同組合連合会(以下、北海道ぎょれん)との共催。
現在同ホテルで開催している、道産昆布をテーマにした「北海道喜こんぶフェア」の一環。女性参加者を中心に50人が集まった同セミナーでは、北海道ぎょれん職員の田村望美さんが、かつお節のみのだしと昆布を合わせただしの飲み比べ、昆布の種類や栄養についてなどを紹介した。
このほか、同ホテル製菓長の中村不二男さんが、「日高昆布風味の洋梨のコンポート」(砂糖煮)をミルミキサーで砕き長昆布入りのクレープで巻いたデザートの作り方を紹介。「昆布を使うことで、まろやかでやさしい味になる」と説明した。参加者はその後、利尻昆布とデコポンのシャーベットや真昆布のスフレチーズケーキなど全5品のデザートプレートとサンドイッチの軽食を楽しんだ。
参加者の1人は「最初は、昆布にスイーツが合うと思わなかったが、さまざまな組み合わせで、楽しめてとてもおいしかった。昆布は体に良い食材なので、罪悪感なく食べられる」と笑顔を見せる。
セミナーを企画した同ホテル営業企画室支配人の蝦名訓さんは「通常はだしや和風料理に使う道産昆布の新たな活用法を提案しようと企画した。今回のセミナーをきっかけに、生活に昆布を取り入れていただけたら」と話す。
「北海道喜こんぶフェア」は今月30日まで。