「さっぽろレインボープライド2021」が9月19日、オンラインで開催される。
札幌では1996(平成8)年に、東京に次ぐ国内2番目のパレードとして「レズ・ビ・ゲイ プライドマーチin札幌」が開催された。1999(平成11)年には「レインボーマーチ」と名称を変え、2013(平成25)年の「レインボーマーチ札幌ファイナル」まで16回開催されてきた。2017(平成29)年に「さっぽろレインボーマーチ+」が新団体により1度だけ開催された。その後、札幌でのパレードを継続的に続けていきたいと有志が集まり、「さっぽろレインボープライド実行委員会」を結成。2018(平成30)年10月7日に第1回となる「さっぽろレインボープライド2018」を開催し、現在に至る。
同イベントは地域社会に対し、身近にLGBTが存在することを広く知らせること、孤立するLGBTに対して自らの存在を肯定的に捉えられるような情報を発信し、自己肯定感の向上を目指すこと、LGBTが存在することを前提とする社会制度の構築を行政や企業、教育現場など広く社会全体に訴え掛け、多様性を認め合い個性を尊重する豊かな社会の実現を提唱することを目的としている。
例年札幌市中心部を練り歩くパレードを行っていたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、オンラインでの開催となった。当日は札幌市中心部スタジオでのプログラムと、札幌市中心部でのパレード行進の様子を公式ユーチューブチャンネルで生配信する。パレードは一般参加不可で現実行委員と旧実行委員の数10人で行進する。
スタジオでのプログラムは、ツイートを募集するハッシュタグ企画「#札幌とパレードと私」やトーク企画「クイズdeパレード」、「どう・レインボー~それぞれの視点から~」、「結婚の自由をすべての人に北海道訴訟の原告カップルに話をきいてみよう」などを行う予定。
開催時間は13時~17時。