映画上映イベント「お寺シネマvol.1」が7月24日、覚王寺(札幌市北区麻生町5)で開催される。
同イベントは、お寺の本堂で映画を鑑賞する上映イベント。上映作品は、SDGsに関連した貧困、労働、差別、ジェンダーなどの社会派作品を「キノマド」が選び、上映する。
第1回の上映作品は、「わたしは、ダニエル・ブレイク」。同作品は、カンヌ映画祭でパルムドール(最高賞)、ベルリン、ベネチアの両映画祭で長年の功績により栄誉賞を受けたケン・ローチ監督による映画。常に弱者に寄り添い、映画を撮り続けたローチ監督が、引退を撤回してまで撮り上げたという同作では、今現在起きているイギリスでの貧困と格差問題をリアルに描く。このほか、覚王寺・内平住職による映画法話も行われる。仏教視点で見た同作品を解説する。
代表者の田口亮さんは「普段からいわゆるミニシアター系と呼ばれる映画をより多くの人に観ていただけるよう活動している。今回は多くの方が参加することにより地域のこども食堂の支援になる仕組みも取り入れたので、ぜひとも多くのお客様にご来場いただきたい」と話す。
上映開始時間は、1回目=14時、2回目=17時、各回20分前受付開始(映画100分)。料金は1,600円。