ダウン症・自閉症のある人たちが社会参加し活躍する姿を集めた「パワフルパネル展」が3月21日から、札幌市補助事業の「元気ショップいこ~る」(札幌市北区北6西4)で開催される。
元気ショップいこ~るは、全道各地の障がいのある人が作る食品や雑貨などを展示・販売している福祉のアンテナショップ。札幌駅で地域住民や観光客に「福祉のものづくり」を紹介し続けている。
同パネル展は、国連制定日である3月21日の「世界ダウン症の日」と4月2日「世界自閉症啓発デー」をまたぐ期間に開催。同店を運営する「札幌市手をつなぐ育成会」と、「北海道小鳩会(ダウン症児・者親の会)」、「北海道自閉症協会札幌分会(札幌ポプラ会)」などの団体の協働で行う。
キャッチフレーズは「私たちには、困難を蹴散らす才能がある」。同店プランニングプロデューサーを務めるMental-Consul代表の相内雄介さんは「障がいのある方々を『知ってもらう』『理解してもらう』などの『何々してもらう』という単方向の効果だけでなく、障がいがあるだけで多くの『困難』があるというイメージを持たれがちな彼らがパワフルに輝く姿を披露することで、コロナ禍の『困難』と闘う全ての人々に『パワーを与える』という、双方向の効果を目指した。マジョリティーとマイノリティーに高低差をつくらない、本当のノーマライゼーションを実践した企画となっている。足を運んでほしい」と話す。
開催時間は10時~19時。4月8日まで。