札幌市経済局は11月1日より、「札幌スタイル認証製品」の公募を行っている。

　札幌スタイル認証制度は、札幌の風土を生かした生活や気持ちを豊かにする商品を発掘し、企業のプロモーションや販路拡大をバックアップすることを目的に作られた制度が行う公募で、2004年から2006年までの間に計5回実施された。昨年は過去の課題などを全て整理し、今年2008年より再スタートを切った。

　公募は、「市場展開部門」「クラフト部門」の2部門で行い、量産可能な札幌スタイルショップ、ウェブショップ、各種催事での販売を志向している製品は「市場展開部門」へ申請を行い、他の製品は「クラフト部門」へ申請する。申請資格は、札幌市内に事業所を有する企業で著作権・産業財産権を侵害しておらず、既に販売している製品となっている。

　審査は札幌市の「札幌スタイル・ブランドマネジメント運営委員会」内に設置された認証審査部会によって12月中旬に行われる予定で、審査員には、札幌スタイルの関係者や東急ハンズ、札幌スタイルショップの仕入担当者など「市場面」での関係者も入る。

　「市場展開部門」に認証された製品は、JR タワー展望室（札幌市中央区北5西2）の入口に設けられている「札幌スタイルショップ」での展示販売や、来年2月に行われる全国規模の商談会に参加するチャンスなどの特典が与えられる。「クラフト部門」認証製品は、同ショップでの期間限定販売や、要望に応じて生産・販売体制の構築・強化により市場展開部門への移行に向けた支援も行われる。

　公募締め切りは11月28日。発表は来年1月14日を予定。