中古食器専門店「モノココ」(札幌市中央区南1西3)が11月20日、札幌パルコ4階に期間限定出店した。運営はルーツ・オブ・ジャパン。
「物の心を大事にしたい」との思いから店名を「モノココ」と名付けたという同店。2009(平成21)年に本郷店(現在は閉店)をオープンし、現在、円山(札幌市中央区北6西23)に店を構えている。円山店は2階建てのリサイクルショップで、家具、家電、洋服、自転車などの他、中古食器を1万点そろえる。
ショッピングモールへの出店は同社としては今回が初めて。現在は製造していない食器や状態の良い食器などを販売する。社長の湊源道さんは「円山店の食器コーナーは道外や海外から買いに来る人も多かったが、コロナ禍で札幌市内の人がメインになった。より札幌市内の人にリユース食器の魅力を知ってほしいと思い、出店を決めた」と話す。「SDGsを意識する人も増えてきたので、食器をリユースする重要性を社会に訴えたい」とも。
湊さんは「新品のように見える食器でも中古は価格が安いのが魅力。モノココ円山店では箱がなくても、割れていなければ食器の買い取りを行っている。これは海外展開しているからできること。買い取りした物を厳選し、5%程度が国内、それ以外の国内では販売できないレベルの食器は海外に輸出しているからきれいな食器が多い」と話す。
営業時間は10時~20時。出店は2021年2月末までの予定。