おにぎり店と居酒屋の二毛作店「鷹栖町農家のお米100%、おにぎりと米酒場。『みんなのフレッシュ』」(札幌市中央区南1?5、TEL 011-522-8301)が9月2日、札幌・大通エリアにオープンする。運営は、「粋な居酒屋あいよ」「大衆串横丁てっちゃん」など9店を展開する、SMILE SOL(同南4西1)。
同社の藤原取締役社長が、自身の出身地である鷹栖町で米農家を営む平林悠さんの思いに共感したことがきっかけで開店。平林さんは、「自分で作ったものを自分で販売して幸せを届けたい」と大手製薬会社を辞め、かねて魅力を感じていた農業に転身し、名古屋から鷹栖町に移住。店では平林さんが育てた特別栽培米「ゆめぴりか」を提供するほか、鷹栖町の食材を中心とした米に合うおかずメニューを同社が監修した。
ランチとディナーで業態が異なり、ランチはおにぎり店として、オフィスワーカー向けに、おにぎりとおかずのテークアウト販売を中心に営業。おにぎりは一つ200グラムほどあり、米粒を立たせる握りにこだわったという。具材は店名の語呂に合わせ37(みんな)種類用意。注文を受けてからその場で握るため、いつでも出来たてを出す。イートインの看板メニューはおにぎり2個と具材6種類が付いた「おにぎりプレート」(500円)。
ディナーは「鷹栖米酒場」として、お通しの「土鍋ごはん」から始まる米と酒に合うアテ料理を提供。「お通しから土鍋ごはん」(2人前350円)は、おこげを自分の好みに合わせてつけることができ、茶わんに盛って米のおいしさを楽しめるという。「彩りプレート」(680円)は、酒のアテになる8種のつまみで、華やかな見た目が特徴。季節の旬の食材を使って提供する。
同社の広報担当者は「店は鷹栖町のアンテナショップとしての役割も担う。鷹栖町の食材を使用するだけでなく、直売やEC販売などの展開を考えている。昼夜ともにテークアウトにも対応し、札幌の中心部から鷹栖町の魅力を世界に発信する」と意気込む。
営業時間は11時30分~14時、16時~24時。