北海道臨床心理士会所属の私設相談室開設者のボランティアが現在、オンラインミーティングツール「Zoom」を使った「心の無料健康相談室」を開設した。
新型コロナウイルス感染症の影響でストレスを抱えている人を対象に、Zoomを使い面談を行う。1回目のみ無料で、チケット購入時、希望の時間のチケットを選択し申し込む。1回の相談時間は30分。
北海道臨床心理士会新型コロナウィルス感染症対策本部長の前田潤さんは「私たち北海道臨床心理士会は『こころの専門家』。その私たちもウイルスの脅威の前に、隔離と手洗いに努め、同じ孤独や難しい気持ちを味わっている。少しでも軽減することは、『こころの専門家』である私たち自身の課題」と話す。
「こうした状況で交わされる電話やメール、LINE、SNSのやりとりは、日本中、世界中の人が同じような難しさを味わっていることを教えてくれる。ウイルスの特性や感染予防の情報を伝え合い、少しでも安全に、安心して過ごせる生活の工夫について話し、空間と国境を超え、人種や言語を超えて互いを支え、励まし合っている。支え合い、励まし合いが、孤独と不安、不信と怒りを和らげてくれる」と話す。
前日19時までの予約申し込みが必要。