映画人や観客、市民が一体となったアットホームな映画祭「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」が3月7日から、合宿の宿ひまわり(夕張市鹿の谷山手町、TEL 0123-52-3824)や夕張市内会場で開催される。
近年は「世界で一番、楽しい映画祭」をキャッチフレーズに開催を重ね、今年で29回目を迎える同映画祭。国内外の注目作品や話題作をはじめ、SF、ホラー、ファンタジー、アクション、サスペンスなど、エンターテインメント性あふれる個性的な作品が数多く上映される。
今年は、例年に増して幅広いジャンルの話題作やイベント、ゲストを用意。上映作品はオープニング作品「人間、空間、時間、そして人間(仮題)」、招待作品・特別上映作品の「アナと世界の終わり」や「The Extraordinary Journey Of Fakir」(原題)、「レゴ ムービー2」や、「熱海のやまぼうし」、「ニート・ニート・ニート」、「いつくしみふかき」などさまざまなジャンルの映画を多数用意する。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭事務局事務局長の金沢信也さんは「1990年2月の第1回『ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭』開催より「映画のある街、夕張」を発信してきた。2006年6月に夕張市が財政破綻を表明し、いったん途切れた映画祭は2008年夕張市民と多くの協力者によって資金調達から運営までを市民主導で行う市民が作るイベントとして再開した」と振り返る。「映画人と市民と協力者が『映画』という共通言語で一体となり、映像文化を育み活性化する場として、夕張のみならず北海道の地域振興の場として『世界で一番、楽しい映画祭』に足を運んでほしい」と話す。
今月10日まで。