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北海道四季劇場ファイナル公演「リトルマーメイド」開幕 初日900席満席に

ディズニーアニメーション映画を華やかに舞台化 ©Disney

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 北海道四季劇場(札幌市中央区大通東1)で12月22日、劇団四季とディズニーのミュージカル「リトルマーメイド」の上演が始まった。

初日上演でカーテンコールに応える出演者ら

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 同作品の初演は2008年のブロードウェイ。日本では2013年4月に東京で初上演され、以降名古屋、福岡と各地でロングラン上演し、現在は大阪と札幌で同時上演している。北海道では今回が初めての上演となる。総公演回数2459回、総入場者数は約262万3000人に上る(2018年12月20日時点)。

 地上の世界に憧れる人魚姫アリエルが、人間の王子エリックに恋をする物語。アンデルセンの「人魚姫」とは異なるハッピーエンドの結末を用意する。水面の揺らぎや深海に届く太陽の光など奥行きと広がりがある演出を行い、最新のフルオートメーションのフライング技術により舞台上部の空間まで使って人魚のしなやかで自然な動きを表現している。

 初日は、劇場に観客が詰め掛け、約900席の客席が満席になった。終演後のカーテンコールではスタンディングオベーションが起こったという。

 アリエル役の若奈まりえさんは「アリエルはどんなときも前を向く明るさと、自らの運命を切り開いていく強さを持った女性。アリエルのように自分の可能性を信じ、作品の感動をしっかり届けられるよう、精いっぱい務める」と話す。

 同劇場は2020年3月までの稼働を予定しており、同作品の上演で閉館となる。同劇場の前身は1993年から1999年まで札幌駅構内にあったJRシアター。その後、2011年に北海道初の常設劇場として現在の場所に同劇場が完成。当初は5年程度の稼働を想定していたが、2度の契約延長を経て10年の長きにわたり稼働している。閉館後は、札幌市が進めている新たなまちづくりのために再開発される予定。

 広報担当の大沼かな子さんは「劇場の稼働終了は決定したが、今後も道内ツアー公演の上演や、新たな方式を構築し、四季の活動を継続していけるように検討する」と話す。

 料金は、S席大人=1万800円、同子ども=5,400円、A席大人=8,640円、同学生=4,320円、B席6,480円、C席3,240円、2歳以下の入場不可(優良託児サービスあり)。来年5月31日まで発売中。

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