電気通信工事会社「コーセイ」のWEB事業部(札幌市白石区大谷地東4丁目)が6月、北海道をテーマにした雑貨ネットショップ「キタイコロ」をオープンした。
オープンのきっかけは、昨年7月に同事業部設立と同時に入社したウェブディレクターの谷口公一さんの提案だったという。ウェブ制作の実務経験とともにアパレル勤務などの経験を持つ谷口さんが以前から抱いていた夢を同社社長の山田晋司さんが了承し、実現にこぎ着けた。店名の「キタイコロ」の「キタ」は北海道を表し、「イコロ」はアイヌの言葉で「宝物」を意味するという。
作り手の思いや商品のこだわりを身近に感じてもらうことをコンセプトに、インテリアやキッチン雑貨、ステーショナリー雑貨、おもちゃ雑貨などをそろえる。
40年以上木製クラフト作りに携わってきたササキ工芸(旭川市)のキッチン用品、北海道の老舗合板メーカー滝澤ベニヤ(芦別市)が独自開発した合板「Paper-Wood」を原材料に使ったインテリア雑貨、旭川木工職人の活動を支援する「to・mo・ni」プロジェクト(旭川市)の作品、北海道の粘土を手掘りして作品を作る陶芸家・工藤和彦(旭川市)さんの器、旭川で産出した材料を独地調合した釉薬(うわぐすり)を使い火山灰の風合いを生かした作品を作る風神窯(旭川市)、酒粕や完熟リンゴ、黒米のぬかなど北海道・上川の食材を使ったMARVELOUS(旭川市)の「GOCHI SOAP」など、北海道内外の約10ブランドを取り扱っている。
谷口さんは「こだわりがある人にこだわりがあるものを届けたい。ネットショップだけではなく、大谷地にショールームを構えているので、実物を手に取ってみたい方はお気軽にお越しいただければ」と、呼び掛ける。
札幌ショールームの営業時間は10時~18時。土曜、日曜、祝日定休。