北海道栄養士会(札幌市中央区南1西5)とセンチュリーロイヤルホテル(北5西5)が4月15日から、みらいの「食べる北海道スープ」レシピコンクールのレシピを募集している。
同コンクールは北海道の新しい郷土料理レシピを開発するプロジェクト。道民の食育推進や管理栄養士および栄養士の資質向上に取り組んでいる同会と、北海道の食材を使ったメニュー開発などで地産地消に取り組んでいる同ホテルが力を合わせる。
アイヌ民族の伝統的な料理「オハウ」が原点とも言われている郷土料理「石狩鍋」に着目し、同料理を「道産食材を使った具だくさんの食べるスープ」と定義して、オリジナルのスープレシピを募集する。
募集部門は、北海道産の使用食材に合せて「道産秋サケメインの具だくさんスープ部門」「鹿肉メインの具だくさんスープ部門」「お野菜たっぷりのポタージュ部門」「北海道米のスープ部門」の4部門。
条件は、4人分原材料費1,000円以内、制限時間90分以内で作れるレシピとなる。指定食材以外の北海道産食材を使った場合は、1品目1点、3品目以上5点として加点対象となる。
書類審査で4作品が選出され、8月下旬に実技審査と試食審査による決勝大会を行う予定。入賞作品は、学校給食の献立化、同ホテルや石狩市内の飲食事業者による提供と各種商品化などを検討するという。
同ホテルの金子厚総料理長は「北海道産の米を使ってとろみを出したり、ポトフ風にしたり、いろいろな工夫ができる。若い方のアイデアで、新しいスープが誕生することを楽しみにしている」と話す。
募集期間は6月15日まで。