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札幌に障がい者のクリエーティブ力を伸ばす就労支援施設 ネット活用も

インターネットに公開する漫画広告を制作中の様子

インターネットに公開する漫画広告を制作中の様子

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 札幌市東区にある就労継続支援B型施設「ミライク」(札幌市東区北31東7、TEL 011-299-5302)が開所して2カ月がたった。運営は東京のメディア制作会社「スタジオG」(東京都港区)。

ブレスレットやイヤリングなどのアクセサリー製作も

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 同施設は利用者一人ひとりに合わせたカリキュラムを用意し、障がい者のクリエーティブ力を伸ばし、好きなことを仕事にできるように支援する事業を展開している。定員は20人で、現在20~40代の利用者が16人登録している。

 主に行っている事業は、漫画広告やマンガ名刺、年賀状などのイラスト系制作のほか、ホームページやランディングページなどのウェブ制作、アクセサリー製作など。

 業務未経験でも、施設利用者の希望に合わせて、鉛筆を使ったデッサンの基礎や遠近感の作り方などの描画トレーニング、画像編集ソフトの基本的な操作方法のトレーニング、HTMLの学習など基本的な技術を自分のペースで時間をかけて習得していくことができるという。

 アクセサリー製作の場合は、ハンドメードでアクセサリーを作る手順を学べるほか、インターネット上のハンドメード作品を販売するマーケットの市場調査をしながら、人気があるデザインなどを調べ、魅力的な商品写真を撮る方法などを学ぶ。

 大通地下鉄駅構内の「元気ショップ」での絵はがき販売、クラウドソーシング「ランサーズ」のデザインコンペへの応募、ハンドメードマーケット「minne(ミンネ)」への応募なども行っている。

 同施設開所のきっかけは、同社が福祉サービス事業所の広告コンサルティングを行う中で、障がい福祉サービス業界の現状を知り、これまで同社が培ってきた経験を障がい者へ還元したい思いが高まったからという。社長の郷頭隼人さんが札幌出身だったことから、地元の福祉業界で働いている知人に相談し、開所にこぎ着けた。

 職業指導員の上田学さんは「障がいがある人の中には、クリエーティブな分野に才能がある人が多いが、活躍の場がなかったり、人間関係で傷ついたりして、一歩を踏み出せない人もいる。直接会話することに不安がある利用者もいるときは、紙に書いたり、LINEで会話したりして、コミュニケーションを取っている」と施設の様子について話す。「できるだけ利用者のストレスを減らして、できることを増やし、好きなことを仕事にして報酬を得る道筋を付けていきたい。興味がある人は気軽に問い合わせしてほしい」とも。

 営業時間は10時~17時。

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