札幌市円山動物園の長寿チンパンジーへ野菜ケーキ 動物敬老の日を祝う

野菜ケーキを食べるチンパンジーの「ガチャ」

野菜ケーキを食べるチンパンジーの「ガチャ」

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 札幌市円山動物園(札幌市中央区宮ヶ丘3、TEL 011-621-1426)で9月19日、敬老の日にちなみ園内最高齢チンパンジーへ野菜ケーキがプレゼントされた。

プレゼントされた野菜ケーキ

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 会場となったチンパンジー館では13時30分から、ケーキの贈呈式が行われた。多くの家族連れが見守る中、チンパンジーの「ガチャ」がゆっくりとケーキを味わう姿が見られた。

 1966年生まれのガチャは今年で50歳。人間の年齢に換算すると約80歳というおばあちゃんチンパンジーで、1970年から同園で暮らしている。

 プレゼントしたケーキの土台はペースト状にしたカボチャ10キロ。その上にニンジン、大根、ラディッシュ、イチゴ、リンゴ、オレンジ、蜂蜜などをトッピングし、ケーキの横にピューレ状にしたグリーンピースで「50歳おめでとう」のメッセージを添えた。カボチャはガチャの好物だという。野菜は南幌町役場から同園へ寄贈された旬の野菜を使った。

 ケーキを担当したのはセンチュリーロイヤルホテル(中央区)の金子厚総料理長。「動物にケーキを作ったのは初めて。喉に詰まらせないようにカボチャをペースト状にして工夫した。食べてくれるかどうか心配だったが、おいしそうに食べていたので安心した。いつまでも長生きしてほしい」と話う。

 当日は高齢のニホンザルやゴマフアザラシにも特別メニューが用意された。

 開園時間は9時30分~16時30分(10月末まで。11月からは16時まで)。休園日は毎月第2・第4水曜(季節によって変更あり)。

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