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札幌・石山緑地でキャンドルナイト開催へ 地元高校生とコラボ新企画も

キャンドルの灯に照らされる「ネガティブマウンド」

キャンドルの灯に照らされる「ネガティブマウンド」

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 元札幌軟石の採石場だった石山緑地「ネガティブマウンド」(札幌市南区石山)で8月20日、「いしやまキャンドルナイト2016」が開催される。主催はいしやまキャンドルプロジェクト(石山地区まちづくり協議会)。

今年、啓北商業高校の生徒らとコラボレーション

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 昨年から本格始動する同イベントは今年で2回目。前回は約1500人が訪れた。今年は東日本大震災と熊本地震の被災地に祈りを込め3000個のキャンドルをともす。

 日中は、札幌軟石を使った雑貨やアクセサリー、軽食や野菜の販売、地元有志による熊本地震チャリティーバザーなどを展開する「アートマルシェ」を開く。キャンドル点灯後はライブイベントを行い、OKI(トンコリ)、Chima(ギター弾き語り)、カントゥータ(アンデス音楽)、high bridge JAM session’s(レゲエ)などが出演をする予定。会場には各種飲食販売ブースも設置する。

 今回初めての試みとして、啓北商業高校(南区)とのコラボ企画も行う。同校のボランティアバングに登録している生徒が、「願掛けキャンドル 愛Can(愛のキャンドル)」(1個100円)を製作し会場で販売する。同校のビジネス応用経済を専攻する2年生の生徒らが、マーケティング授業の一環として同イベントのキャッチコピー「君と灯(とも)す石山の夏 あなたを想う6度目の夏」を考案。ネットを使った情報拡散も行っている。キャンドルの全売上は東日本大震災の被災地へ寄付する。

 同事務局の府川要さんは「生徒が考えたキャッチコピーの『6度目の夏』は東日本大震災から数えて6年目という意味が込められている。その意味に気が付かなくても『なぜ6度目か』を考えるきっかけになれば」と話す。

 同プロジェクトでは現在、キャンドルに斎場や結婚式場などの廃棄ろうそくを使っているが、材料となるロウが不足しているため、使用済みろうそくが多量に発生する企業の情報提供を求めている。連絡は事務局(TEL 011-591-8734)まで。

 開催時間は、アートマルシェ=13時~16時、キャンドルナイト=17時~21時。

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