札幌西武(札幌市中央区北4西3)ロフト7階の五番舘赤れんがホールで6月19日より、旭川の畠手芸研究会による刺しゅう作品展「畠手芸研究会 40周年記念 欧風刺しゅう展」が開催されている。
同研究会は、札幌と旭川に教室を開設している手芸教室。1967年に畠手芸教室として開設、1983年に現在の名称に改称した。旭川を中心に札幌、苫小牧、富良野など約100人の会員で構成され、会員による作品展の開催や作品集の出版などの活動を行っている。同展は、教室開設40周年を記念したもの。
展示するのは、会員による作品約120点。テーブルクロスやベッドカバーなどの大作が多く、約3年かけて制作。イタリアのリネンやエジプト綿など品質の良い素材を使用しているため「作品は一生もの。代々受け継がれて宝物になる」(同研究会代表の畠敏恵さん)という。販売コーナーでは、ポーチやハンカチ、ドイリーなど約400点のほか書籍やキットも販売する。
初日は、午前中から40~60代の女性を中心に多数来場し、作品の細かな作業の一つ一つをじっくりと見入る人の姿も見られた。40年の集大成となる同展の開催について、畠さんは「刺しゅうは趣味と実用を兼ねたものだが、並べてみると芸術品。大盛況でうれしい」と話す。
営業時間は10時~20時(入場は19時30分まで)。入場無料。6月23日まで。
札幌西武刺しゅうとドローイングで紡ぐ「秘密の寓話」(シブヤ経済新聞)加賀刺しゅう「左馬お守り」をネット販売(金沢経済新聞)パナマの民族手芸「モラ」作品展(秋田経済新聞)ビーズ刺しゅうデザイナー、田川啓二さん-オゾンでトークショー(新宿経済新聞)