センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5、TEL 011-221-2121)2階ロビーで現在、化石展が開催されている。
化石の持つ迫力や美しさを通じて、北海道に生息していた古生物への関心と理解を深めることを目的に開く同展は今年で4回目。
北海道有数の化石の発掘地・中川町のエコミュージアムセンター自然博物館(中川町)が所蔵する全長11メートルのナカガワクビナガリュウの全身骨格(レプリカ)をはじめ、真珠光沢のあるアンモナイトや、沼田町化石館(沼田町)が所蔵する絶滅した海生哺乳類の一種でジュゴンの仲間「ヌマタカイギュウ」他5点を展示する。
展示期間中は、23階スカイレストランで恐竜の足跡を模したハンバーグなどを盛り合わせた「お子様ランチ」(2,160円)を、ティーラウンジで「恐竜クッキー」(400円)を提供する。
8月6日は親子を対象にしたトークイベント「化石がいっぱい!トーク&ランチビュッフェ」を開催。沼田町化石館の名誉館長が「札幌のビルは化石の宝庫」をテーマにしたトークを行うほか、「ヌマタネズミイルカ」の復元ができるまでの最新コンピューター技術の紹介、ミニ化石の発掘体験などを用意する。恐竜をモチーフにした特別料理の提供も行う。
会場では、アンモナイトに手を触れながら子どもに説明する父親や、スーツケース片手に恐竜を見上げるビジネスマンなど、同ホテル利用客が巨大な化石や実物に興味を見せていた。桶川総支配人は「初開催以来、多くの来館者に好評のため継続実施している。宿泊者だけでなく札幌市民にも気軽に足を運んでいただき、化石の魅力に触れてほしい」と来館を呼び掛ける。
観覧無料。トークイベントの開催時間は11時30分~14時30分。前売り券は大人4,500円、子ども(小学生以下)2,100円。展示は8月31日まで。