診療コンセプトと建築デザインが融合した「f clinicさっぽろ」(札幌市南区中ノ沢1、TEL 011-573-0777)が4月、中ノ沢公園近くに開業した。
同クリニックは、整形外科診療の知識や技術、経験を基盤に、「さまざまなアプローチから一人ひとりの患者に最も適切で温かな治療を施す」ことを目的に、建物そのものによる新たな医療のあり方を目指すという。建築設計や医療機器、治療、スタッフなど、「ハード」と「ソフト」の両面から「患者にとって最適な医療、心理面での癒しを提供する」」がコンセプト。
「あらゆる人の心も身体も和らげる施設」を目指して設計された空間は、吹き抜けで見通しが良く、長さ30メートル、高さ6メートルに渡る4,300個のガラスブロックが光の陽炎を映し出す。建物を覆う金属メッシュは、アスレチックフィールドにおける防球ネット機能があるほか、子どもから高齢者、一流スポーツ選手まで「あらゆる人々を温かく迎える」基本理念を表現しているという。
同クリニックでは、MRIなどの最新検査設備を備えた整形外科診療のほか、鍼灸、マッサージ、最先端機器と経験豊かなスタッフによるリハビリテーション、屋外アスレチックフィールドやフィットネススペースを使ったスポーツコンディショニング、高齢者への運動・生活指導などを行う。アロマセラピーを組み合わせ、患者の症状やニーズに合わせた治療と生活実感に即した健康情報の提供も。