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札幌に地域交流型ゲストハウス「Social Hostel 365」-とんかつ店ビルを改装

「Social Hostel 365」を運営する大畑さん(左)と佐々木さん(右)

「Social Hostel 365」を運営する大畑さん(左)と佐々木さん(右)

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 すすきの近くに12月1日、地元交流型ゲストハウス「Social Hostel 365(ソーシャルホステル365)」(札幌市中央区南5条西9、TEL 011-206-8569)がオープンした。

手作りの木製ベッドルームが並ぶドミトリー

 とんかつ店として使われていたビルをゲストハウスへ改装。仕込みスペースだった2階フロアにボックス型のベッド12室(男性女性混合ドミトリー)、共用スペースの談話室、カウンター型キッチン、シャワールーム、トイレ、個人用ロッカー、無料Wi-Fiを備えた。居住スペースとして使われていた3階フロアは、女性専用ドミトリールーム(1月中オープン予定)に。室内のマットレスはダブルベッドサイズを使い、コンセントとデスクライトを常備する。店舗として使われていた1階フロアは、イベント開催や旅行者と地域をつなげるトラベラーズラウンジ用のスペースとして活用する。

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 アクセスは地下鉄すすきの駅から徒歩10分。すすきのから少し離れた静かな場所にあり、談話室からすすきのの夜景が見える。

 運営するのは佐々木壮一さん(27)と大畑俊介さん(27)。2人は中学生時代からの親友で15年来の付き合いだという。旅行好きの佐々木さんは10代からバックパッカーで各地を旅し、2年前に札幌のゲストハウスで働くようになった。当時、大畑さんは帯広の会社に勤めていたが、月に1度札幌に帰省するたびに佐々木さんから旅人との交流の楽しさを伝えられ、大畑さんから「そんなに楽しいのだったら一緒にゲストハウスをやろう」と開業を持ち掛けたという。

 50万円の資金をため、昨年4月からゲストハウスとして利用できる一軒家探しを開始。札幌中心部から地下鉄で3駅以内かつ改装可能であることが条件だった。8月上旬にとんかつ店として使われていた同物件と出会ったが、一軒家ではなくビル1棟。初期費用や改装費を見積もると総計1,500万円で予算オーバーだった。強い思いを持つ2人は資金集めに奔走し、1,000万円を調達。親や銀行から借り入れしたという。それでも足りない500万円は経費を節約することで解決し、開業のめどがたった10月に契約。10月14日から改装工事をスタートさせた。工事は専門家のアドバイスをもらいながら、床張り、壁張り、ペンキ塗り、ベッド工作、看板作りなどを友人たちと一緒に行い開業にこぎ着けた。

 オープンから1カ月間の利用者は約100人。ファストフードを研究している社会人、フォトグラファー、医者、海外の航空会社の機長、海外や日本の大学生などの若者、すすきの利用後の始発電車待ちの人など多岐にわたる。その中に、資金援助してくれた佐々木さんの父親の姿もあった。

 同ゲストハウスの特徴は、旅人のもてなしをホテルスタッフではなく同施設の利用者と交流したい人が行うこと。2人が知らないうちに宿泊客と意気投合して、すすきのへ繰り出すこともあるという。「語学に自信がある人もない人も、交流を目的に遊びに来てほしい。地域に開かれたソーシャルな場所としてこの施設を充実させていきたい」と、佐々木さんと大畑さんは目を輝かせる。

 チェックインは15時30分~23時30分、チェックアウトは11時。宿泊料は3,650円~。1月9日には北極冒険家の荻田泰永さんを招いて交流イベント「就活しないとどうなるの?北極冒険家・荻田さんの生き方」を行う。19時~。参加費500円(ワンドリンク付)、懇親会参加は別途1,000円。

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