芸森スタジオ(札幌市南区芸術の森)で9月14日、音楽ユニットBULGE(バルジ)が提供するオリジナル曲をレコーディングするイベント「Sing Sync Project 2014」が開催される。主催はグリーンナイズ。
同イベントは今年で3回目。第1回は2011年に大阪と札幌で計30人が参加し「Never Give Up(ネバーギブアップ)」を、2013年は札幌で50人の参加者が「A Lifetime(アライフタイム)」を合唱し、レコーディングに臨んだ。今年の曲は8月末に完成予定で、作曲でき次第参加者に音源が配布される。
当日レコーディングした歌にストリングスやコーラスなどが追加され、編集およびアレンジされた後に参加者の手元に記念CDが届く。完成した曲はiTunes Music StoreやAmazon MP3ストアなど音楽配信サイトで販売する。
楽曲を提供する田中利江さんは1992年のヤマハ「MUSIC QUEST’92」日本大会で金賞を受賞。BULGEとして活動を始め、ボーカリストとして渡辺美里さんや島谷ひとみさんなど数々のアーティストのレコーディングやライブに参加している。アーティスト活動の傍ら、作詞・作曲・編曲家、ボイストレーナーとしても活動している。
田中さんは「このイベントは音楽を通して見ず知らずの人たちが集まり、曲づくりを通じてつながりを感じることができる。聴くだけじゃなく仲間と作ることで想像を超えた音楽が生まれる」と話す。グリーンナイズ社長の横山光紀さんは「ネットを通して知り合った田中さんと話しているうちに、アーティストが音楽を作って売るだけでなく聴き手も一緒に音楽を創る時代になったと意気投合し、イベントを企画した」と開催のきっかけを話す。
「どうせ作るなら記念として作るのではなく本格的にレコーディングしようと思い、世界中のアーティストが使用している芸森スタジオを使うことになった。スタジオのレコーディングエンジニアもいろいろなアドバイスをしてくれ、参加者同士のコミュニケーションも楽しめる。これまでの参加者は10~40代で職業もさまざま。初めて参加する人同士でも同じ曲を歌うとすぐに仲良しになる」と横山さんは参加を呼び掛ける。
当日は午前中にボイストレーニング、ストレッチ、チーム編成をした後、レコーディングに入る。終了後はスタジオで交流会を行う。前日は希望者向けに「ちえりあ・札幌市生涯学習センター」(西区)でボイストレーニングも予定する(参加者以外も申し込み可能。別料金)。
開催時間は10時~22時(12時~16時だけの参加も可能)。参加費用は2万5,000円(グループ割引有)。詳しくはホームページで確認できる。