札幌市民ホール(札幌市中央区北1西1、TEL 011-252-3700)で9月3日・4日、「TAKUMA FESTIVAL JAPAN『夕-ゆう-』」が行われる。タクフェスの第2弾公演で7月3日から東京を皮切りに全国公演を行っている。札幌公演に先立ち7月14日、俳優で脚本・演出を手掛ける宅間孝行さんが来札して見どころをアピールした。
「TAKUMA FESTIVAL JAPAN『夕-ゆう-』」をPRする宅間孝行さん
タクフェスは2013年10月、宅間孝行さんが旗揚げした舞台プロジェクト。上演前後にキャストと観客が交流できる舞台になっている点が特徴。開演前に日替わりでキャストが舞台上に登場して写真撮影やサインに応じるほか、観劇後のライブタイムでは、キャストがダンスを披露し客席と舞台が一体となって盛り上がるなど、観客参加型の新しい演劇エンターテインメントとして人気を集めている。
同作は宅間さんが率いていた2012年末に解散した劇団・東京セレソンデラックスの代表作品。同劇団で3回上演しているが、札幌で公演するのは初めて。1980年代の長崎のとある町を舞台に、女子高生・夕と幼なじみの元弥、夕の親友・薫、元弥の親友・憲太郎の恋と友情に揺れる青春時代ならではの切ないラブストーリーが展開する。
キャストは、夕役を内山理名さん、親友の薫役を上原多香子さん、元弥役を宅間さん、憲太郎役を阿部力さんが演じるほか、高橋光臣さん、藤吉久美子さん、山崎静代さん(南海キャンディーズ)が脇を固める。
「キャスティングが決まった段階で理想のキャスティングだと感じていたが、稽古に入ったらそれが確信に変わった。東京ですでに上演したが、今までの中で一番いいという評判も頂いている。30代以降は時代を振り返り、若い人は恋愛模様を純粋に楽しめる。タクフェスは1年に1度のお祭りイベント。演劇としての面白さはもちろん、舞台との距離が驚くほど近いのでライブ感がある。札幌では最終公演となるのでたくさんの人に体験してほしい」と来場を呼び掛ける。
時間は18時開場、19時開演。料金は7,800円。ローソンチケットで販売する。