大丸藤井セントラル(札幌市中央区南1西3)7階スカイホールで5月27日より、陶彩画家・草場一壽さんの「陶彩画新作 札幌個展」が開催される。
草場さんは佐賀県武雄市に今心(いまじん)工房を開き、年に一度新作の巡回展を開いている。札幌での個展は今年で3年目。今回の巡回展は今年1月に福岡をスタートし、札幌は4番目の開催場所。新作2点を含む札幌未公開の作品など約50点を展示する。
最新作「瑞鳳(ずいほう)」は、虹色に輝く特殊な釉薬(ゆうやく)を使った縦横各1メートルの作品で、見る角度によって瑞鳳の羽の色が7色に変化する。瑞鳳は五色に輝く羽と5色の声を持つという中国の神話に伝わる伝説の霊鳥だ。
陶彩画とは草場さんが独自に完成させた手法で、従来の有田焼の手法を用い陶板にさまざまな釉薬を塗り重ね、十数回焼きを重ねて完成させる。
6月1日~8日の14時からは、陶彩画の制作秘話など草場さんのギャラリートークを開催。特殊な技法で作成したシルクスクリーンやポストカード、会場限定作品の陶彩画の販売も展示販売している。
同工房スタッフの興梠祐歌さんは「全国のたくさんの方にご覧いただきたくて巡回展を開いている。実際に会場で作品を目の当たりにして、お客さまそれぞれの感性で味わっていただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~18時(最終日は15時まで)。入場無料。6月8日まで(2日は休館)。