札幌・西10丁目のオフィス街に缶詰バー「mr.kanso（ミスターカンソ）大通西10丁目店」（札幌市中央区南1条西10、TEL 011-251-1008）がオープンして約1カ月がすぎた。

窓際に並ぶ缶詰。200種類以上から選べる。

　「mr.kanso」は「缶詰とお酒を楽しめるお店」をテーマに全国で39店舗を展開されている。札幌市内では昨年8月にオープンした札幌店に続く2店目となる。店舗面積は10坪、席数はカウンター6席、テーブル6席の合計12席。缶詰は窓際にディスプレーされ、「缶詰めが並んで気になって立ち止まって見る人も多いですね」（店長の藤崎裕久さん）という。

　場所はオフィス街にあり、客層の7～8割はサラリーマンで、20時過ぎにピークを迎える。システムはノーチャージで、並んでいる缶詰をスタッフに渡す。客単価は1,500～2,000円が主で「帰りにちょっと一杯」のビジネスマンで、週末だけではなく平日もにぎわっている。
　缶詰の種類は200～300種類、価格は200円から2,000円と幅広く揃える。オープンから約1カ月、人気になっているのがmr.kansoオリジナルの「だし巻き缶」、「たこやき缶」（以上550円）や、缶つま☆レストランの「厚切りベーコン」（800円）だ。道内企業の缶詰では「熊肉大和煮」（1,500円）、「かにみそ」（1,500円）のほか、全国各地限定の缶詰をそろえる。缶詰は持ち帰りも可能。同店限定として缶詰（スパム、焼き鳥、サンマのいずれか）、と2品の盛り合わせセット（600円）を提供も。酒類はビール（350円）を中心に外国産ビール、ワイン、洋酒などをそろえる。
　店長の藤崎さんは「ビール2～3杯、缶詰2～3個で帰られる方が多いですが、中には3時間近く楽しんでいかれるお客様お客さまも。今後は缶詰に一手間を加えるなど、さらに楽しんでいただけるように工夫していきたい」と話す。缶詰の販売だけも行っている。

　営業時間は17時～23時。