札幌駅直結・JRタワー1階の東コンコースで3月17日、お笑い芸人、パラパラ漫画アーティスト・鉄拳さんのイベント「鉄拳のパラパラマンガの世界展」が始まった。
活動当初はスケッチブックに描いたイラストを使ったシュールなお笑いネタを披露していた鉄拳さん。一昨年、バラエティー番組の企画で、ロックバンド「MUSE(ミューズ)」の楽曲「エクソジェネシス(脱出創世記):交響曲第3部(あがない)」に乗せて夫婦の半生を描いたパラパラ漫画「振り子」を芸人らと共作・公開したところ、涙を誘う感動のストーリーがネットを中心に大きな反響を呼び一躍話題の「パラパラ漫画アーティスト」に。同企画の反響はミューズ自身の耳にも届き、同楽曲の公式プロモーションビデオにも採用された。現在はミュージックビデオへの作品提供やNHK連続テレビ小説「あまちゃん」などの人気ドラマにも登場するなど社会現象を起こしている。
会場では、話題のきっかけとなった出世作「振り子」、人生について描いた「絆」、トリックアートを
パラパラ漫画で描いた「スケッチ」、震災復興を祈った「ツナガル」、動画サイトで反響を呼んだ「名もない毎日」5作の映像を公開するシアターコーナー、作品の全カットをパネルで公開するコーナー、原画コーナーなどを設ける。シアターコーナーでは、足を止めて真剣なまなざし映像を見つめる通行人も多く見られた。
通行人の男性は「ネットで話題になっていて何度か作品も見ていたが、作品を作るページ数の多さに驚いた。鉄拳さんの苦労もうかがえるので、それを踏まえてパラパラ漫画を見るとまた一段と感動する」と話していた。
3月29日・30日の14時・16時から、「鉄拳直伝レクチャービデオ」を見ながらパラパラ漫画を作るコツを学ぶ「パラパラ漫画制作教室」を開く。参加無料。各回先着20人で、開始1時間前から整理券を配布する。
開催時間は5時15分~24時(映像コーナーの放送は7時~23時)。観覧無料。