札幌グランドホテル(札幌市中央区北1西4)1階のダイニングレストラン「ノーザンテラスダイナー」(TEL 011-261-3376)で3月1日、鹿部町の海産物を使ったコラボ企画「~函館・大沼・噴火湾ルート~鹿部町編 ランチバイキング」が始まった。
地域住民が主体となり企業・行政らと共に、観光地としての地元の魅力を発信・創出する取り組み「シーニックバイウェイ」に参加する鹿部町とのコラボ企画。同ホテルと「シーニックバイウェイ推進協議会」の協業事業の一環で、食を通した地域の特産や名産をホテルで紹介し地域活性化を図る。
鹿部町は北海道南部に位置し、秀峰駒ヶ岳の裾野に広がる自然に恵まれ、国内でも珍しい間歇泉(かんけつせん)を有する「海と温泉のまち」。町内に大小3つの漁港を持ち、江戸時代から最高級品とされていた鹿部昆布やタコ、スケソウダラ、ホタテなどの海産物が特産。タラコの原料となるスケソウダラ漁が盛んなため、九州の名産・めんたいこの原料となっているものも多く、めんたいこに加工される前の塩漬けにされたタラコは北海道ブランドの海鮮食材として近年需要が高まっている。
提供されるメニューは、雲井料理長が「食材だけでなく現地の生産者の熱意をメニュー開発に生かしたい」という思いから現地を訪れ、噴火湾近海で捕れたばかりの魚介やタラコの加工会社を見学し、生産者と相談してメニューを考えた。
メニューは噴火湾近海の魚介やタラコを使った洋食がメーンで、オムレツやピラフ、海鮮サラダ、ドリアなど6品を用意する。
同ホテル・マーケティング室の蝦名訓さんは「新鮮な素材を使った料理の味はもちろん、料理を通して鹿部町の魅力を伝え、ホテルと町の活性化、北海道全体を盛り上げるきっかけにしたい」と話す。
開催時間は11時30分~14時。料金は、大人=2,200円(水曜は1,750円。女性のみ金曜も1,750円)、65歳以上=1,800円、4歳~12歳=1,200円。制限時間は90分。3月31日まで。