日本ハムファイターズの若手選手をモデルにしたヘアデザイン「2014 FIGHTERS STYLE(ファイターズスタイル)」のビジュアルが2月25日、発表された。企画は「理容組合北海道日本ハムファイターズ後援会」
ヘアショーでスタイリングされた「就活スタイル」(モデルは学生)
理容を通して地元球団を盛り上げることを目的に始まった同企画。毎年テーマを変えてデザインを手掛け、今年は「尊厳」「品位」「気品」などを意味する「dignity」をイメージした髪型に仕上げた。モデルとなる選手は若手選手を対象にファン投票で選ばれる。今年は乾真大(まさひろ)選手(25)が「8代目ファイターズスタイル」に輝いた。
毎年発表される髪型は1つだが、今年は新たに「就活」をテーマにした髪型「Fighters就活Style」もデザイン。就職活動中の学生やサラリーマンに向けたビジネス使いの髪型も披露した。4月15日には駅前通「チ・カ・ホ」でイベント「プロが教える就活身だしなみ」も開催予定。
発表に合わせて同日、北海道理容美容専門学校(札幌市中央区南2西20)の生徒を前にしたヘアショーを開催。今年のデザインを手掛けた「ヘアーギャラリー柳本」(白石区本通11)のスタイリスト・池田卓弥さんが、カット・スタイリングの実演を行った。
「『dignity』は清潔感がありスーツでもカジュアルでも使える髪型。パーマスタイルだが、パーマのかかり具合や長さを調節すればどの年代にもはまる。最近の流行を取り入れつつ品を出した。帽子をかぶっても気品ある髪型も意識した」と池田さん。
就活スタイルについては「営業などで人に接することも多い業種の方でも似合うさわやかな髪型。最近では『仕事に適した髪型の中に遊びもほしい』というビジネスマンも多く、就活を始める学生も『普段もおしゃれに見える髪型に』という要望が多いので、こちらもdignityと同じくカジュアルにもぴったりはまるスタイルをイメージした」という。
同後援会広報の出口直幸さんは「理容はスポーツとは接点がないと思われる業種だが、こうした取り組みを通して応援できる。今までファイターズに触れる機会がなかった方が知る機会になれば」と話す。「理容師も普段の仕事だけでなく、こうした取り組みを通して自分の腕を披露できる。学生たちも実演を通して学び、刺激を与える場をつくることで、カリスマと呼ばれる人材の発掘や育成、業界の発展にもつなげたい」と意気込む。