芸術文化施設「札幌芸術の森」(札幌市南区芸術の森2)で、6月、7月の隔週日曜に「芸森アートマーケット2007」が行われる。
10年以上続く同企画は、開催当初は「芸森自由市場」として、工芸品を販売する目的で始められた。その後、市民のニーズに答え、フリーマーケットと同企画のアートマーケットに移行。市民アーティストに作品発表の場を提供する目的で、昨年から規模を拡大し、アートマーケットのみを前期・後期に行っている。
同イベントは、市民アーティストらがさまざまなジャンルのオリジナル作品を発表・展示・販売するもの。趣味で制作している人から、店舗で販売しているプロに近い人まで出店している。他のフリーマーケットに比べ、出店料がリーズナブルなため誰でも気軽に参加できるのが特徴。
アーティストにとっては、作品デビューの場として作り手と買い手のコミュニケーションを手軽に体験できるとともに、アーティスト同士の交流も図れるのが大きな魅力だという。常連出店者からの紹介や口コミで広がり、問い合わせも多い。
来場者には特に飲食部門が人気で、エスプレッソバーやクレープ、せんべい屋など、「手軽におやつ感覚で食べられる」出店に多くの人が集まるという。竹とんぼや木製のおもちゃを販売している出店もあり、家族連れに人気がある。
「自作作品」であることが出店の条件。アクセサリー・イラスト・工芸品などの「オリジナルアート部門」、高校・大学・専門学校のクラブ活動で制作した作品を対象とした「スクール出店部門」、野外で販売可能な「飲食部門」を用意しているほか、期間中会場内に設置される特設ブースで、アマチュアミュージシャンによる演奏やパフォーマンスなども予定している。
出店区画料は1,500円~5,000円で、出店申し込みの締め切りは5月18日。開催は、6月3日・17日、7月1日・15日の10時~16時。雨天の場合、今年から1開催日ごとに順延日を設ける。