北海道付近は12月28日夜から翌日にかけ、冬型の気圧配置となる。
急速に発達した低気圧は27日夜から28日正午にかけ、北海道全域に暴風雪をもたらした。札幌市内は雪が降ったり止んだりと安定しない天候で、一時風雪に見舞われ、JRも札幌近郊の路線で一部運休した。札幌駅構内は悪天候による運休を見込んだ帰省客らが列をつくり、大勢の人で混雑した。新千歳空港発着便も28日16時現在、20便以上の欠航便が出るなど、帰省ラッシュを直撃した。
札幌管区気象台によると、発達中の低気圧は北東に進んでおり、今後オホーツク海に進む見込み。猛吹雪のおそれはなくなったが、大雪による交通障害や湿り気を帯びた雪による電線への着雪、強風など、引き続き注意を呼びかけている。